折り紙

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尾崎織マーク 社長の尾崎です。

今回は最近始めた趣味の話題ですが、仕事に通じる部分もありますのでお付き合い下さい。

もともと多趣味ではない私ですが、最近「折り紙」を始めました。

明確な起源は現在でもわかっていませんが、文献で確認できる最も古い折り紙の記録は、江戸時代に井原西鶴が詠んだ句にでてくる折据(おりすえ)という言葉になります。

折り紙という言葉はそれより以前の平安時代からありましたが、現在のような意味で使用するようになったのは昭和に入ってからのようです。

今でも子供の遊びという印象が強い折り紙。ですが、大人の趣味としてはかなり高度で奥が深い世界です。

昔ながらの折鶴や箱等のものから、更に色々な動物・昆虫など多岐に渡って、今まで見た事の無い世界が広がっています、写真の猪や猿は比較的簡単な部類です。

高度で複雑な作品を手掛け、折り紙作家として活動されている方も実際に沢山おられます。作家の方々の作品は、紙でここまで折れるのかと感心させられ、またその高度な作品は少しでも近付こうとする私の励みになっています。

今は折り紙の本を参考にしながら日々製作に励んでいます。ですが、本を参考にしていても難しい部分があり、次に折る絵(図)を見て、初めて折り方が理解出来る場合も多くあります。また、複雑になればなるほど折る回数や重なる部分が多くなる為、通常の紙ではなく和紙等の薄い紙や特殊な紙を使用する場合もあります。現状はまだまだその段階にも至っていませんが、紙の厚みや固さへの工夫は少なからず実感させられます。

そして、少しの歪みが後々大きな歪みになり、違う部分や全体に影響を与える事が折り進めていくと見えてきます。

少しの手抜きやズレが、作品全体の仕上がりに明確な差を生むのです。

写真の猪に見える裏紙の細かな白い部分は、そのズレによって生じた結果です。

仕事においても、細かい事が出来なければ大きな事(複雑な事)はできませんし、細かい所の手抜きが大きなトラブル(歪み)を引き起こすことは往々にしてあります。折り紙は仕事に繋がる考え方や姿勢を私に気づかせてくれます。

今はまだ始めたばかりで複雑な物は折れません。ですが「折る」という単純な作業の、その折り方一つで大きく左右される作品の仕上がりに、この世界の奥深さと興味は深まるばかりです。